「怖いゲームは苦手だけど、これは最後までプレイしてしまった。」
『アクアリウムは踊らない』は、派手な演出や大音量の驚かせ要素ではなく、
静かな不安と違和感でプレイヤーを追い詰めてくるインディーゲームだ。
プレイ後、しばらく水族館の映像を直視できなくなったのは、たぶんこのゲームのせいだ。
ゲーム概要
『アクアリウムは踊らない』は、水族館を舞台にした探索型ホラーゲーム。
プレイヤーは少女を操作し、不穏な水族館の中を歩きながら物語の断片を拾っていく。
操作はシンプルだが、「何かがおかしい」感覚だけは最初から最後まで続く。
| ジャンル | 謎解きアドベンチャーホラーゲーム |
| ハード | Nintendo Switch , Steam |
| 発売日 | 2025年10月30日(パッケージ版) 2025年8月1日(ダウンロード版) |
| 発売元 | Gotcha Gotcha Games、フロンティアワークス |
| 開発元 | 橙々 |
| 公式サイト | https://www.fwinc.co.jp/aqua-dance |
良かった点①:雰囲気づくりが異常にうまい
このゲームの最大の魅力は、間違いなく雰囲気だ。
水の音、足音、静寂。
何も起きていないはずなのに、常に背中がゾワッとする。
派手なホラー演出がないからこそ、
プレイヤー自身の想像力が恐怖を増幅させていく。
良かった点②:ストーリーが「説明しすぎない」
『アクアリウムは踊らない』は、物語をすべて説明してくれない。
だからこそ、
「あの演出は何だったのか」
「あのキャラクターは何を象徴していたのか」
と、プレイ後も考え続けてしまう。
考察したくなる余白が、このゲームを忘れられないものにしている。
怖さについて
ホラーが苦手な人にとって気になるのは「どのくらい怖いか」だと思う。
個人的な怖さレベル
結論から言うと、
突然驚かされる系ではなく、じわじわ怖いタイプ。
大音量のジャンプスケアが苦手な人でも、比較的プレイしやすいが、
精神的な不安感はかなり強め。
気になった点
一本道気味な構成なので、
ゲーム性そのものを求める人には少し物足りないかもしれない。
ただし、この作品は
「遊ぶ」というより「体験する」ゲームだと思う。
クリア時間
自分は5〜7時間程度だったと思います。
謎解き要素が結構あるのと、死にやすいポイントがあるのでその辺りで変動するかなと思います。
Switch版で気になったところ(あったら嬉しいことなど)
①スキップ機能がない
マルチエンディング方式で、全エンディングコンプしたいのであれば欲しい機能だが、実装されていない
②ギャラリー機能がない
良い一枚絵のイラストがちょいちょいあるのだが、ギャラリー機能要素がないので、自分のスクショを見直すぐらいしか良い方法がない
③駅マップの階段
個人的に、駅で階段を上り下りする際に、なぜかスムーズに登れず、引っかかることが度々あった
(ストーリー進行上、問題はない)
Special Edition版について
・声優陣によるフルボイス!
キャラクター · スーズ(CV:黒沢ともよ) · レトロ(CV:花守ゆみり) · ルル(CV:佐藤聡美) · キティ(CV:釘宮理恵) · クリス(CV:たみやすともえ)
・本編のエンディング「Ending No.1」をクリアすると、Another storyを楽しむことが出来ます。
注意点「Ending No.1」
選択肢によってエンディングは5つに分岐する
①レトロに薬を使う必要があり、マンタ先生に使用してもらう
②夢の中で、サメに追いかけられるが、そこで会話イベントをする必要がある
どんな人におすすめ?
ホラゲーやフリゲー、インディーズ作品が好きな人に特におすすめで、また短時間で良いシナリオを楽しみたい人にも適しているかと。
自分が最近遊んで良かった似ているゲームに例えるなら、アンリアルライフ、Ib イヴ 、魔女の家、などこのあたりに通ずるものがあるのでは??と思います。つまり良作!
まとめ
『アクアリウムは踊らない』は、
怖いだけのホラーゲームではない。
美しく、悲しく、どこか優しい。
そして確実に心に残る。
短時間でも強烈な体験をしたい人には、
間違いなくおすすめできる一本だ。

