はじめに
もうすぐ2017年も終わりそうですが、こんな時期に人生で初めて同人誌を購入しすっかりハマってしまいました。表題の通り、ジャンルはガルパン本!短期間で120冊も買ってしまったよ。ちなみに「成人向け」同人誌ではなく、非エロの「一般向け」同人誌の方です。これから「コミックマーケット93」も開催されるわけですし、初めてハマった同人誌のこと、ガルパン同人誌についてもすこし語ってみようかと思います。
学生時代の同人誌イメージ
自分が学生時代のとき(2006年前後)はアニメや東方がかなりの全盛期だったこともあり、その流れで他人の書いたイラストにも自然と興味が湧き、ニコニコ静画やpixivを通じて二次創作やコミケの同人販売などの存在は知っていました。
じゃあそこで何か同人誌を買ったのか?と言われれば答えはNO。理由は単純明快。値段が高い。当時高校生だった自分は部活とバイトを掛け持ちしながら働く貧乏学生でした。限られた月のお小遣いで1冊約500円以上もする同人誌をホイホイ買えるかと言われたらそういうわけにもいかず、、、
また、同人誌といえば成人向けのエロいものが定番で当時はまだ未成年だった自分としては、同人誌を売っているようなお店に足を運ぶのが恥ずかしいというのも一つ。まあどのみち貧乏学生には気軽に手が出せない代物であることには間違いなく、pixivで無料公開されている同人サンプルや一枚イラストをPCに保存するだけで満足してました。
同人誌購入のきっかけ
学生から社会人になって金銭的な余裕ができたことと、それとガルパンに出会ったことが同人誌購入に至った経緯であると断言します。
特にガルパンの影響が一番大きかった…。大学生時代にガルパンは視聴したんですが、その時はそこまでハマらず、TV版を軽く1周して劇場版の立川爆音、横浜ブルク、チネチッタライブザウンドと3回観ておわり!「ガルパンはいいぞ!」(完)ってことで自分の中では、ガルパン納めをしたつもりでした。。。
ガルパンが再熱した要因
最後の劇場公開から時は流れ、ガルパン最終章の公開により再びガルパンが巷で話題になる中、たまたま「Febriガルパン特集号」をKindleで購入して通勤時間の暇つぶしに読んでいたのですが、そこには「劇場版ガルパン」の「エンサイクロペディア」というガルパンの劇中で登場した専門用語やセリフを解説してくれる記事の企画があり、それがまためちゃくちゃディープな内容でして、、、劇場版は3回以上観たけど、自分が知らないネタがこんなにあったのか!!とまず驚愕。
その流れでAmazonにて、「ガールズ&パンツァーエンサイクロペディア」完全版(TV版〜劇場版まで)なるものが出版されていることを知り迷わず購入。あまりにディープなネタの多さにTV版を改めて見直したくなり、さらには未視聴だったBD特典の◯◯ウォーシリーズ、ドラマCD、オーディオコメンタリー、公式アンソロジーコミックの購入など。おまけに公式ガイドブック本まで買ってしまいました。
それにしても「何か物足りない…」と自分の中で違和感が…。
コード スニペットをコピー
そんなある日、偶然休日にメロンブックスに立ち寄ったんですが、なんとそこにはガルパンの同人誌コーナーが!!「ガルパンってたしか2013年頃の作品で放映から5年以上経ってるのにまだこんなに同人誌あるんだー」と内心感心しつつ表紙で気になったものを試しに数冊購入。(人生初の同人誌購入)
それをきっかけに駿河屋、まんだらけ、とらのあな、メロンブックス、らしんばんと同人誌が売っている店舗を手当たり次第に回って、気が付けばわずか1週間足らずで2〜3万円分の同人誌を買っていました…汗 しかも8割はガルパン。残りはまどマギや東方本を買ってみました。
ガルパン同人誌のどこがよかったのか?
ガルパンという作品に対して新たな切り口というか、視野が広がったというか、上手く表現できませんが、、、誰しも作品に対して、こうなって欲しいという願望やifストーリー、独自解釈など、人それぞれ何かしらの妄想を心の中に秘めていると思うんですよね。それを見事に具現化出来ている、そんな公式以上の自由な世界観が同人誌にはあったんです。
例えば、
・戦車やミリタリーに関する本では、一般人が知り得ないようなマニアックなネタが満載で自分が知らない知識を新たに知ることができたり、
キャラクターに関する本だと、例えば
・西住みほと秋山優花里の百合もの、
・OVAで熱い死闘?を繰り広げたアンツィオ高校の3人組を題材にしたもの、
・原作であまり出番の少なかった黒森峰の副隊長の逸見エリカという人物を掘り下げて書いたもの、
・劇場版にて西住姉妹の幼少時代のやんちゃなシーンがありましたが、そこをさらに掘り下げた妄想話し、
などなど、例を上げればきりがないですね。まあ要するに登場キャラの数だけ様々なカップリングやifストーリーがあるということです。
同人誌を購入するうえで困ったこと
困ったことが一つありまして、どれがオススメの同人誌なのか全く分からないということですね。手っ取り早いのが友人に聞くことかもしれませんが、同人誌を買ってるかつガルパン本を買ってる、となると残念ながら一人もいなんですよね〜。職場でもアニメ好きはよく見かけますが、同人誌も好き!って人は見たことない…。
なので、最初のうちは実店舗にて絵柄が自分の好みに合うものを片っ端から購入しまくりました。開拓時代の幕開けって感じですね。
「作者」と「サークル」という発見
最初は手当たり次第に表紙で買っていたのですが「よく見たらこの同人誌とあの同人誌の書いてる人同じじゃん!」とか、「これ同じサークルで出版されてるやつじゃん!」と、これまでバラバラで単体だった同人誌がグループ化されたんですよね。(同人誌よく買う人には馬鹿にされそうですが初心者なので勘弁。)
ここで初めて、1冊手にとって気に入った同人誌の「作家名」や「サークル名」から同人誌を探せばいいのか!と悟りました。さらに新刊情報に関して、同人誌を描いてる作家さんはだいたいpixivをやってるみたいで、そこから新刊情報を得ればいいのだと!またとらのあなやメロンブックスなんかでは、お気に入りの作家やサークルの新刊の発行状況をお知らせしてくれたりもするみたいで(なんて便利な世の中。)
さらに面白いのが、自分が求めているガルパン本を発行している好きな作家・サークルが出来る⇛調べるとその作家・サークルが別のアニメの同人誌を描いていることがわかる。⇛ガルパン以外の同人誌も気になる…(まさに同人誌スパイラル)
総評
気が付いたら文字数が3千字オーバーしてきたんでそろそろ纏めます汗
ガルパン同人誌といっても様々なジャンルが枠組みされおり、どれも個性豊かな仕上がりでガルパン好きの自分としてはとても面白い。読んでて楽しいし、中には感動もしたりもする。同人誌ってとても奥深い…まだまだ知らないことがたくさんあります。もっと勉強せねば…
ちなみに、写真の中央にある同人誌は「しまりすびんた」というサークルから出版されてるものです。